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ペレットって何ですか?
ペレットストーブって何ですか?
薪ストーブとの違いは?

森林を適切に維持管理するために切り出す間伐材や、製材の際に出る端材などを、粉砕・乾燥・圧縮・成形した木質の固形燃料です。接着剤などは一切使われていないので安心・安全です。また、燃焼前と後でセシウム濃度の検査が義務づけられています。

そのペレットを専用の燃料にするのが、ペレットストーブです。

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薪ストーブとの大きな違いは、①燃料供給が自動であること、②燃料がほぼ完全燃焼するため煙と灰が少ないこと、③ストーブ本体があまり熱くならないことです。

①薪は形がバラバラなので人の手によって燃料を供給します。しかし、ペレットは形がある程度均一になっているため、ペレットをペレットストーブの燃料タンクに入れておくだけで、自動に燃焼ポットに供給されます。従って、火力調整や温度設定、タイマー設定も可能です。その代わり、ペレットストーブでは若干の電力を使います(100Wほど)。

②薪が生の木であるのに比べ、ペレットは含水率10%以下に乾燥した固形燃料です。従って、効率よくほぼ完全燃焼するため、着火時以外は煙突から白い煙はほとんど出ず、灰の量もきわめて少量です。近隣への迷惑にならず、煙突も細いもので短くて済みますから手頃です。また、煙突のメンテナンスも簡単で、オーバーホールの必要もほとんどありません

③薪ストーブは本体と煙突を熱することによって部屋を輻射熱(ふくしゃねつ)の効果で暖めますが、ペレットストーブは輻射熱に加え、ファンで室内に熱を放出することで部屋を暖めます。従って、ペレットストーブ本体と煙突は極端には熱くならないため、ストーブ設置時に壁や床を耐熱仕様にする必要がなく置くだけなので工事費がかなり安く済みます。もちろん、新築への設置も、数年経ったご自宅への設置も可能です。

つまり、燃料の成形段階に手を加えることによって、より簡単に、より身近に、森林資源から“生活の暖”をいただけるわけ
です。使い勝手だけを考えると、ペレットストーブは薪ストーブよりも、むしろFF式石油ストーブに近いといえます。

ペレットを燃やすと灰はどのくらい出るの?

1シーズンにバケツ2杯程度(約10kg)と、非常に少ないです。
薪とは違い、ほぼ完全燃焼しますので、その量はペレットに対し0.5〜1%とわずかで、ストーブの灰の処理は4〜5日に1度程度で済みます。当然、煙突から白い煙はほとんど出ないので近隣への迷惑にならず、煙突もメンテナンスが簡単で、オーバーホールの必要もほとんどありません。

燃料代はどれくらいかかるの?
灯油など他の燃料と比べて高いの?

現在、ペレットはもっとも安い燃料です。
実際には、当社で扱うペレットストーブは燃費とエネルギー効率が非常によいため、下表の金額よりも安く済むと思われます(設置の環境や機種の出力によって異なりますが)。ご利用いただいているお客さまからは、シーズン使用量が少なくて済んでいる、とご報告をいただいています。

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ペレットはどこで買えるの?

山梨県内では甲府市の「当社ショールム」の他に「スーパーやまと」さん各店、南アルプス市の「木の国サイト」さん、北杜市の「ひまわり市場」さん、甲府市の「煎豆屋」さん等で販売しています。ペレット / ストーブ用(1袋10kg) : 税別600円です。
1シーズンで平均して100袋ほどの消費量です。ペレットはビニール製の袋に入っていますので、屋外でも軒下であれば保管できます。これからも、より便利にお買い求めいただけるよう、努力して参ります。

ペレットストーブは本当に環境にやさしいの?

もちろんペレットが燃焼するとCO2を排出しますが、国内産のペレットを使用する限り、国内で新たなCO2の排出とはなりません。つまり、木が成長過程で吸収してきたCO2をそのまま排出していると考えますので、国内に排出するCO2の総量は±ゼロという計算になります。これをカーボンニュートラルと言います。
また、森林を適切に維持管理するために切り出す間伐材を活用することによって、これまで以上に間伐作業が進み、森林の整備が進むという効果もあります。

具体的に検討したいんだけど、どうすればいいの?
(ご検討からご導入まで)

1. ペレットストーブの設置をご検討している部屋・建物の概略をご用意ください。

  • 部屋の広さ(何畳?)や形状(吹き抜け?)、他の部屋との位置関係、建物の構造(木造?高機密?)や屋根の形状(軒?)などの情報をいただきます。図面があればベストです。

2. 商品・サービスのページから、おおよそのイメージをご確認ください。

  • ペレットストーブの形状・出力・金額などをご確認ください。

3. お電話またはFAXまたはメールにて、お気軽にお問い合わせください。

  • お電話(055−232−4477)の場合、できるだけ10:00〜18:00にお願いします。電話に出られない場合がありますので、留守番電話にお名前・ご連絡先を残していただければ、こちらから折り返しお電話させていただきます。
  • FAX(055−220−7023)の場合、必ずお名前・ご住所・設置ご予定住所・ご連絡先を明記してください。折り返しご連絡させていただきます。
  • メール( info@office-sasamoto.net )の場合、必ずお名前・ご住所・設置ご予定住所・ご連絡先を明記してください。
  • 上記1.2の情報についてご確認させていただきます。

4. できるだけペレットストーブの実物を見に来てください。

  • ペレットストーブはまだまだ一般的な製品ではありません。家電製品とは違い、カタログ上の数値や写真では「本当のところ」は分かりません。実際の暖かさ、炎の感じ、使い勝手、ストーブ本体の質感、設置イメージ、燃費、お手入れ方法など、是非、直接ご説明したいのです。
  • お電話(055−232−4477)またはメール( info@office-sasamoto.net )にて事前にご連絡いただき、以下のショールームまでお越し下さい。

  • より大きな地図で (株)ECOテック を表示

5. おおよその設置場所を確定し、ご希望の機種の概算(総額)見積書をお出しします。

  • 暖かくしたい空間の広さ、全体の空気の流れ、煙突の位置や配管方法、部屋の家具の配置などから、ストーブの設置場所を検討します。
  • 【新築の場合】工務店さんや設計士さんと直接打ち合わせをして、設置場所と煙突の位置を確定し、いくつか適当なペレットストーブを選びます。
  • 【既存の場合】設置を希望されるお部屋や施設を実際に見せていただき、ご相談の上で設置場所と煙突の位置を確定し、いくつか適当なペレットストーブを選びます。
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  • お見積もりは総額(本体+煙突+給気配管+運搬設置+工事+調整など)でお出しします。
  • なお、基本的には設置エリアは山梨県、長野県、東京都、神奈川県(西部)などですが、その他の地域の場合でも、ご相談に応じます。また、今後も設置エリアを広げてゆく予定です。

6. ペレットストーブを確定して、ご契約をいただけましたら、設置工事をします。

  • ペレットストーブの設置に関する諸条件をご理解いただけましたら、機種を確定し、お見積もり金額の半額を指定の口座にご入金いただけましたら、正式なご発注とご契約が完了します。
  • 【新築の場合】棟上げが終わり、ある程度壁の下地ができた現場にお伺いして、煙突と給気の穴の位置を確認させていただきます。現場では、貫通する管(スリーブ)を設置いただきます。その後、全ての新築工事が終わる前後に、工務店さんと相談の上、本体・煙突・給気配管の設置工事に伺います。
  • 【既存の場合】お客さまと日程調整させていただき、おもに壁の構造や下地を確認しながら煙突と給気の穴の位置を確定し、本体・煙突・給気配管を設置します。
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7. ペレットを入れて燃焼テストおよび調整を行い、設置完了です。

  • 燃焼テストをして炎の大きさや形状、また温風や排気の様子を見ながら、ペレットストーブの設置場所のさまざまな条件や環境に応じて、コントロールパネルの設定数値を調整します。
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  • また、火力設定やタイマー設定などの基本的操作方法、灰の処理など日常的なお手入れ方法、不具合があった場合の対処方法など、ご指導させていただきます。

8. ペレットストーブをご利用する上で、不具合があればご対応します。

ペレットストーブのメンテナンス体制は?

  • 不具合があったり、煙が出るなど排気にトラブルがあったり、何か気になることがありましたら、お電話ください。お電話で確認・ご指示させていただき、それでも解決しない場合はお伺いして直接対応させていただきます。
  • 末永く、安全・快適にご利用いただくために、年間メンテナンス契約(有償)をお勧めします。
  • 作業内容の概要は、以下の通りです。
    1. ペレットストーブ本体
      • 燃焼室や排煙溝などの清掃・点検
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      • 燃料タンクなどの清掃・点検
      • 各ガスケットの点検
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      • ファンモーターなどの清掃・点検
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      • 各電気系統の点検
      • その他
    2. 排気煙突および給気配管
      • T字管にたまる灰の除去
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      • 排気煙突および給気配管の点検・調整
      • その他
  • 尚、ペレットストーブに適した品質の木質ペレット(*ボイラー用ペレットの長期使用は大変危険です)をご使用されることをお勧めします。
  • メンテナンス料金は、機種・設置場所・設置状況・使用状況などに応じてご案内させていただきます。
  • 交換部品やそれに伴う作業、また著しく品質の低い木質ペレットを燃料として使用したことが原因の故障の修理などは、別途料金となります。